ニシノユキヒコ

ニシノユキヒコの恋と冒険

ニシノユキヒコの恋と冒険

私の中でベストオブ川上弘美。(いまのところ。)絶対世の中の女性はニシノ君のようなひとを好きになった経験がある筈。少なくとも私はあります。←
猫のようにひょうひょうと、掴みどころがなくて、ある程度の距離を保っている筈なのに上手い具合にいつの間にかテリトリーの中に入り込まれている。でもこの話で魅力的な部分はそんな恋愛上手なニシノ君じゃなくて。出てくる女性達がニシノ君を愛しながらもどこかで愛しきれずに、ちゃんと自分で終わりに出来るところ。

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課題制作がにっちもさっちも状態が続きます。その分本やら映画を見ます。

ざらざら (新潮文庫)

ざらざら (新潮文庫)

読み終わった後、自分の中の色々整理出来ていない感情とかそういうものが簡単なものに思えた作品。川上弘美の恋愛小説は本当に良い。今、「蛇を踏む」を読んでいる途中ですが彼女の作品は恋愛モノの方が私は好みかもしれない。

今まで見よう見ようと思っていて、やっとこさ見れた1本。私は受け手に多く想像を巡らせてくれるものが好みなのでその点で満足した作品でした。